国公立前期の合格発表が出そろった。そこで、サンデー毎日・週刊朝日(4/1)のデータから本県の上位校の今年度の合格状況を探ってみた。

   特筆すべきは、仙台二高である。東大18(現役8名、H167 H175) 京大10(現役7名、H169 H174)で、東北大98名(57内 医学部11)東京工大4(現役3一橋大9(現役5その他、国公立代医学部20(現役4)等々。前年、近年で経験したことのない落ち込みで(東大+京大=9(現役4)) 全国有数の進学校という座から転がり落ちかかったかに思われたが、人口100万を超える政令指定都市のNO1高の意地を見せる大躍進であった。

  その他で、安定した実績を上げているのは、仙台三高である。京大1(1)、一橋大1、東北大46(40)、北大4。東大・京大の数がなかなか増えないのは少々物足りないが、独特の指導体制を有する同校ならではの結果と考えたい。

  中高一貫校の特徴を生かして健闘を見せているのは仙台青陵中等学校である。東大2(0) 京大1(0)東北大15(12)東京外語大2北大1。こちらも東大・京大の数を増やす(特に現役合格者がでない)ことが今後の課題と言えるだろうか。

  次に、仙台二華高であるが、中入生の第一期卒業生のH28年度は東大8(8)京大4(4) H29年度は東大4(4)京大4(3) であったのが、今年度は東大1 京大0となった。東北大の医学部に6名入っている(東北大合格者24(20))ので、今年度は医学部志望者が多かったことが予想されるが、それを加味しても大きな落ち込みと言わざるを得ない。

  さて、一旦は凋落傾向に歯止めがかかったように思われた仙台一高であるが、今年は大激震が走っている。東大4(3) 京大6(2)はまずまずだったが東北大が58(31)名と昨年より31名減となった。H26年度から79(52)→90(63)→80(53)→89(46)と堅調だっただけに今後の奮起が期待されるところである。
  さて、以下に市内上位校についてみてみたい。

まず、宮城第一高だが、ここ7年間の東北大合格者の推移は、H24年度から39(27)→40(19)→33(16)→21(14)→21(14)→21(13)→13(9)で今年度16(11)名。次に、泉館山高 H25年度から 9→6→9→5→2、そして今年は8(5)となった。仙台向山高 H26年度から 9→5→5→3 そして今年は10(5)。仙台南高 H25年度から 6(5)→8(6)→9(7)→4(3) そして今年の合格者は1(1)名。南高の落ち込みはどういうことが原因なのだろうか。ちなみに、県北の雄の石巻高校が12(8)名、古川高校が8(4)名の合格者を出しており、また私学では、仙台育英高が14(6)名、古川学園高が10(8)名、聖ウルスラ英智高が9(9)名と気を吐いている。

今回取り上げた公立上位校はいずれも偏差値58以上の高校であり、本来であれば東北大レベルなら現役で二桁以上の合格者を出してほしい学校と言える。2020年度からは、新しい入試制度がスタートし、入試の難易度の上昇が予想される。また、小学・中学・高校の教科内容は益々高度化する。市内各高の指導力強化を希望してやまない。



 お詫び・・・サンデー毎日・週刊朝日の前号(3.26)のデータに基づいて各校の合格者数を記載しましたが、4・1号で数に大幅な変更がなされました。その結果前述では、宮城第一、仙台向山、泉館山の各校の東北大合格者がそれぞれ、7、0、0名である、としてしまいました。同週刊誌の前号を信頼して記載したとはいえ大変失礼な表現をしてしまいましたことをここに心から陳謝いたします。